図書館って静かなイメージが強いですよね。
私はしーんとしてる空気って作業効率低下すると思ってしまいますけど、一般的に集中して勉強するときには図書館を使うって人は多いと思います。
なぜ、図書館が静かなのか。別に、鬼のように厳格な監視員がいるわけでも、騒いだら罰金というわけでもないのに、何故か騒いではいけないという雰囲気が出来上がっています。我々はその空気に呑まれることで、その環境に従順になっているのです。
私は、本棚やインテリアの配置が、静かな雰囲気をつくるカラクリであると考察します。自分の身長を大きく超える棚に見下ろされ、巨大な地球儀や正体不明の彫刻に囲まれている。そんな空間はもはや異界のようです。
このように考えると、図書館の物の配置には何か意図があるように思えてきます。話は異なりますが、銀行に置かれている観葉植物には、強盗が来た際に背丈の目安となる役割が期待されているそうです。
学校に通う人には、勉強できる環境が必要になる機会が必ず訪れます。移動の時間が惜しいほど勉強時間が必要になることもあるでしょう。
家の中に勉強できる環境を作成してみましょう。肝心なのは、慣れない「雰囲気」を創ることです。さすがに部屋の中に彫刻を置くことは難しいですが、ちょっとした変化を与えるだけでも雰囲気は変わります。
部屋の中に魔法陣をつくるような感覚で、家具や装飾品の位置に意味をもたせてみましょう。