これからの高校入試は

昨日3月4日水曜日、茨城県立高校入試が行われました。

今年は特に、数学の出題傾向が大きく変わりました。

計算問題なし。問題文の長文化。図表の増加。配点も不明。これまでずっと変わらずにきた問題構成が全く別物となってしまいました。試験開始と同時に、受験生たちの間で動揺が走ったに違いありません。

数学ほど顕著ではないにしろ、他の教科のおいても長文化や記述量の増大が見られました。設問をしっかり読んで理解しなければ解けない問題、「なぜか」という理由を自分の言葉で答える問題。

大学入試改革の影響を受けて思考力・表現力が問われるようになりつつありましたが、茨城県の入試が大きく方向転換したと言えるでしょう。これまでのように問題を取捨選択してある程度の点数を取る、という作戦が通用しづらくなりました。

計算練習や丸暗記だけでは太刀打ちできません。

これからの受験対策、ひいては普段の勉強においては、以下の3つの力をつける必要があるでしょう。

①分析力(何が問題になっているか)
②思考力(どうやって解決するか)
③表現力(どうやって伝えるか)

これらは計算問題や暗記科目のように単純な反復練習で成果が得られるものではありません。一人ひとりが目的意識を持って問題に取り組む姿勢がより重要になってくるでしょう。